さて、ゴルフスイング解析機を購入してわかったのですが、2016年のラウンドでスライスが多かったのは原因として、スイング軌道がアウトサイドインとなっていたことが大きいです。
この直し方や矯正方法について、考えてみました。
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アウトサイドイン軌道の原因
アウトサイドイン軌道の原因は、実は意外とたくさんあると思います。
ただし、ゴルフの難しいところは、スイングの原因をあれこれ一度に気にしても、結局のところ改善する事が難しいというところだと思います。
そういう意味では、スイング解析機の導入は、自分のスイングを客観的に見つめる事ができるため、スイング改善の有力なツールであると感じています。
で、自分のスイング解析をした結果、アウトサイドイン軌道となっていることの主な原因は以下の2つではないかと。
・フォローで左腕が曲がっており、ヘッドが内側に巻き込んでいる
・ダウンスイングで腰や体が目標を向くのが早すぎる
フォローで左腕が曲がってしまうのは、右手だけを意識しすぎなのかなーと思います。
右手を意識しすぎると、フォローが小さくなり、右腕の可動域の関係上どうしてもインに振ってしまうことになるのではないかと。
ダウンスイングで腰が目標を向くのが早すぎる点については、ある意味でタメが足りないのかなと。
タメというとコックのことを連想しがちですが、腰の回転を我慢するのもタメの一種なのではないかと。
私はかなりの漫画好きですが、読んだゴルフ漫画の中で、とあるプロのこんな言葉があります。
「典型的なアマチュアのショットだな。体が先にピンのほうを向いちまってクラブヘッドが慌てて大外を回って下りてきていたぜ。」
腰を切る事を意識しすぎると、腰に合わせて体が回るタイミングが早くなってしまいがちです。
こうなると、当然ヘッドも外側に振られてしまうため、アウトサイドイン軌道となってしまいます。
プレーンアナライザーで分かるアウトサイドイン軌道
プレーンアナライザーでハーフショットをしてみると、こんな軌道になることが多いです。
これはかなり極端に失敗したときのデータですが、アウトサイドイン軌道となっているときは
・フォローが小さい
・ダウンスイングで最初からプレーンの外側からヘッドが下りてきている
という共通点があります。
一方、比較的良いときのスイングはこんな感じ。
フォローは大きくとれていて、ダウン気味のレベルブローとなっています。
それでもヘッドは外から下りてきているので、体の回転を我慢できていませんね。
これは全てのスイングでほぼ共通している点で、本格的に矯正していかなければならなさそうです。
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アウトサイドイン軌道の直し方と矯正方法
さて、このアウトサイドイン軌道の直し方について考えてみました。
まず、フォローで左腕が曲がってしまうことについては、
・トップをコンパクトにする
・左の肩甲骨を伸ばした状態をキープする
ということです。
私は元々オーバースイングに悩んでいるのですが、オーバースイングはゴルフスイングにおいて重要な三角形の崩れを引き起こしますし、トップでシャフトが目標より右を向きやすく、スイングプレーンが崩れやすいと思います。
また、アドレスのときは通常左右の肩甲骨は伸びている状態だと思いますが、フォローで左腕が曲がってしまうときは左の肩甲骨が詰まってしまいます。
矯正方法としては、ボールを腕の間に挟んでスイングする、というのも有効なのだそうですが、私の場合は学生時代に武道をやっていた関係上、肩甲骨を意識するのが好きなので、自宅での素振り練習の際に併用していきたいと思います。
ヘッドが外から下りてきてしまうのは、
・ダウンスイングで腰の回転させるタイミングを遅らせる
・インパクトの時に胸を飛球線と逆方向を向ける意識
でやってみたいと思います。
ハーフスイングでは、フルスイングと比較してアウトサイドインの度合いが低いことから、トップから切り返し~ビジネスゾーンまでの間にすでに腰を回してしまっているのではないかと。
胸を飛球線と逆に向けるというのは、あくまでも意識であって、実際には正面より飛球線側を向くのでしょうが、意識する事で体の回転を抑える事ができるかな、と。
とりあえず、しばらくこれで矯正してみたいと思います。
以上「アウトサイドイン軌道を直し方とは?原因と矯正方法について」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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としさんもいろいろと研究していますね。それと、フルミエル、いいですね!
コンパクトなトップはいいと思いますが、最初は振り遅れてスライスがきつくなるかもしれません。今までとはヘッドやグリップの助走距離が短くなるので、インパクトに間に合わなくなるからだと思います。身体(特に肩甲骨回り)が柔らかくてオーバースイングになるのはあまり気にしなくてもよいのではないでしょうか?
フルミエルの画像は青線がバックスイングで赤線がダウンスイングで合っていますか?
もしそうなら、シャフトラインの外側に上げて行って、切り返しからシャフトラインの内側を降ろしてくるようにループするイメージするのがいいと思います。私はこの方法で、克服しました。
シャフトラインに上げていくには、後ろに姿見みたいな鏡をおいて、できればアドレスのシャフトラインにテープを貼ります。そのラインを見ながら(当然顔は後ろ向きです)線上かちょっと上を上げるようにすると感覚がつかめると思います。
切り返しで内側にループする感じですね。
あと、フォローで右ひじが曲がるのは、私も矯正中ですが、原因は左手首と左肩の距離が縮まるからだと思います。理想のフォロー位置(グリップが左腰あたり)を作って、そこからバックスイングをしていく方法を教わり、今実践しています。
偉そうにすみません、私と同じ悩みのようなので、参考になれば幸いです。
すみません、訂正です。
下から4行目『フォローで右ひじ』→『フォローで左ひじ』です。
>象さん
さすが!私自身よりも解析ができているw
フォローからバックしスイングを開始する、というのはなるほどですね。
あと、見ての通りバックスイングがスイングプレーンの内側、ダウンスイングがプレーンの外側を回っているので、いっそ逆になるように意識するのもいいですね。
それぐらい極端にやったほうが矯正できるかもしれません。
実は私が使っているのは、プレーンアナライザーという機器です。
ヒカルさんが使っているのがフルミエルですね。
青色がバックスイングで、赤色がダウンスイング〜フォロースイングです。